請求書のみでファクタリングは可能!必要書類の少ない業者13選を紹介

請求書飲みで利用できるファクタリング

結論から言えば、請求書のみでファクタリングは可能です。ただし、以下の2パターンに限定されます。

ファクタリングでは、原則「請求書」に加えて「通帳コピー(入出金明細)」がワンセットで求められます。

そのため、「請求書のみでファクタリングが利用できる」と公表しているファクタリング業者は存在しません。

しかし、信用力の高い事業者が利用する場合や、いつも使っているファクタリング会社で申請する場合、例外的に請求書のみで審査をクリアできるケースがあります。

ただし実質的には非常にハードルが高いため、書類提出の手間を省きたい方は必要書類の少ないファクタリング業者を選ぶのが得策です。

必要書類の少ないファクタリング13社

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ファクタリング業者名必要書類数審査通過率入金スピード個人利用
ククモ(QuQuMo)2点98%以上最短2時間
日本中小企業金融サポート機構2点非公開最短3時間
ビートレーディング2点非公開最短2時間
ペイトナーファクタリング2点非公開最短10分
事業資金エージェント2点90%以上最短2時間
買速2点80%以上最短30分
アクセルファクター2点以上93%以上最短2時間
PMG3点90%以上最短2時間
メンターキャピタル3点92%最短即日
ラボル3点非公開最短30分
フリーナンス3点非公開最短30分
トップ・マネジメント3点非公開最短即日
AGビジネスサポート3点以上非公開最短即日
本記事で分かること
  • 請求書だけでファクタリングを利用できるのは極めて例外的なケース
  • 書類提出を極力抑えるなら「請求書・通帳コピー」の2点のみのファクタリングを選ぼう
  • 即日入金を実現したいなら、必要書類の少ない業者に一斉に見積もりを出すのが効率的
  • 審査書類が少ないと手数料が高くなりやすいので注意

この記事を書いた人

保有資格:公認会計士・税理士

2014年2月 EY新日本有限責任監査法人入社
2018年10月 半田純公認会計士事務所開業
2021年7月 JHAコンサルティング株式会社設立
2022年10月 カラビナワークス代表取締役就任

ファクタリング経験者であり、資金調達の専門家です。実務で培ったファクタリングの知見・独自の分析結果を公開していきます。

保有資格:公認会計士・税理士

2014年2月 EY新日本有限責任監査法人入社
2018年10月 半田純公認会計士事務所開業
2021年7月 JHAコンサルティング株式会社設立
2022年10月 カラビナワークス代表取締役就任

ファクタリング経験者であり、資金調達の専門家です。実務で培ったファクタリングの知見・独自の分析結果を公開していきます。


目次

請求書のみでファクタリングを利用できるケース2選

ファクタリングでは、原則「通帳コピー」と「請求書」がセットで必要になるため、請求書なしで利用することはできません。

しかし、例外的に以下のケースでは請求書のみでファクタリングを利用できます。

いずれもイレギュラーなケースであり、基本的には通帳コピーも必要になります。

以下、この2つのケースについて解説します。

取引先が官公庁・公共機関・大企業などで且つ自社が大企業の場合

以下の2つの条件を満たす場合、請求書のみでファクタリングが利用できるケースがあります。

  • 取引先が官公庁・公共機関・大企業
  • 自社が大企業

これは、「得意先」「自社」ともに社会的信用力が高く、かつ資金力もあると判断されやすいからです。

ファクタリング業者が銀行の入出金記録を確認する理由はいくつかありますが、最も大きな理由は「継続的な支払い能力」があるかどうかを調べるためです。

この点、取引先が官公庁・公共機関・大企業などの場合、取引先の支払能力がある程度担保されます。

ただし、請求書は偽造することが容易であることから、取引先の支払能力だけで審査を通すことはできません。

そのため、自社が大企業のような社会的信用力の高い組織の場合に限って、請求書のみでファクタリングを利用できるケースがあります。


過去にファクタリングを利用した同一の取引先について申請する場合

過去に同じファクタリング会社に対して、同一の取引先のファクタリングを申請して審査に通過した経験がある場合、例外的に請求書のみでファクタリングの利用ができるケースがあります。

銀行通帳・入出金明細は、「取引先の支払能力」「取引の事業の継続性」を判断するために確認されます。

しかし、同一の取引先について過去にファクタリングの審査を通過した経験がある場合、その時点で取引先の支払能力・取引の継続性が確認されている為、その後は例外的に請求書のみでOKとなる場合があります。

ただし、以下のような場合には原則通り銀行通帳コピーの提出を求められるでしょう。

原則通り通帳コピーも求められるケース
  • 過去のファクタリングの利用から3ヶ月以上が経過している
  • 取引先の組織規模が小さい
  • 利用者の組織規模が小さい

条件をクリアしていても、過去の利用から一定期間が経過していると、取引先の支払能力や取引条件に変更が生じている可能性が高まるため、改めて銀行通帳コピーの提示を求められるケースが大半です。

また、組織規模が小さい場合は信用力が低いため、この場合も原則通り請求書・通帳コピーを求められます。


必要書類が少ないファクタリング業者おすすめ13選を徹底比較

必要書類が少ないファクタリング業者のうち、おすすめ13社を徹底比較した結果は以下の通りです。

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比較項目 ククモ(QuQuMo) 日本中小企業金融サポート機構 ビートレーディング ペイトナーファクタリング 事業資金エージェント 買速 アクセルファクター PMG メンターキャピタル ラボル フリーナンス トップ・マネジメント AGビジネスサポート
業者
ククモ(QuQuMo)
日本中小企業金融サポート機構
ビートレーディング
ペイトナーファクタリング
事業資金エージェント
買速
アクセルファクター
PMG
メンターキャピタル
ラボル(labol)
フリーナンス(FREENANCE)
トップマネジメント
AGビジネスサポート
必要書類 請求書

通帳コピー
請求書

通帳コピー
請求書

通帳コピー
請求書

通帳コピー
請求書

通帳コピー
請求書

通帳コピー
請求書

通帳コピー
その他追加書類が必要なケースあり
請求書

通帳コピー
決算書
申込書

入金予定表
支払予定表
請求書

通帳コピー
エビデンス
請求書

通帳コピー
エビデンス
請求書

通帳コピー
決算書
請求書

通帳コピー
入金済みの請求書
その他追加書類が必要なケースあり
審査通過率 98%以上 非公開 非公開 非公開 90%以上 80%以上 93%以上 90%以上 92% 非公開 非公開 非公開 非公開
入金スピード 最短2時間 最短3時間 最短2時間 最短10分 最短2時間 最短30分 最短2時間 最短2時間 最短即日 最短30分 最短30分 最短即日 最短即日
手数料 1%~14.8% 1.5%~ 2%~12% 10% 5%~20% 2%~ 3%~10% 2%~11.5% 2%~ 10% 3%~10% 3.5%~12.5% 2%~12%
利用可能枠 無制限 無制限 無制限 1万円~100万円 10万円~ 10万円~ 30万円~ 30万円~ 無制限 1万円~ 1万円~ 30万円~ 10万円~
契約形態 2者間ファクタリング 2者間ファクタリング 2者間ファクタリング 2者間ファクタリング 2者間ファクタリング 2者間ファクタリング 2者間ファクタリング 2者間ファクタリング 2者間ファクタリング 2者間ファクタリング 2者間ファクタリング 2者間ファクタリング 2者間ファクタリング
契約方法 オンライン完結 オンライン完結 オンライン完結 オンライン完結 オンライン完結 オンライン完結 オンライン完結 オンライン完結 オンライン完結 オンライン完結 オンライン完結 オンライン完結 オンライン完結
債権譲渡登記 不要 不要 不要 不要 不要 不要 不要 不要 不要 不要 不要 不要 不要
利用対象者 個人事業主・法人 個人事業主・法人 個人事業主・法人 個人事業主・法人 個人事業主・法人 個人事業主・法人 個人事業主・法人 個人事業主・法人 個人事業主・法人 個人事業主・法人 個人事業主・法人 個人事業主・法人 個人事業主・法人
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他社と比較
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どんなファクタリング業者においても「通帳+請求書」は必須となるため、この2点のみが必要となる業者が最も必要書類の少ないファクタリング業者です。

この中でも取引条件が1番良かったのが、ククモ(QuQuMo)でした。

ククモ(QuQuMo)は請求書・通帳の2点のみ!最短2時間で現金化が完了

ククモ

ククモは、請求書・通帳の2点のみで利用でき、面倒な書類提出は不要なファクタリングサービスです。

2点の書類のみ
面倒な書類は不要
請求書・通帳の2点のみ

引用:ククモ公式HP|QuQuMoの資金調達サービスとは

申請はマイページ上からアップロードすれば良いため、書類集めだけでなく、提出作業も非常に簡単です。

審査通過率は業界最高水準。100パーセント通るファクタリングとは言えませんが、極めて高い確率で審査に通過できます。

その他、入金スピードは早く手数料下限も安いため、個人事業主・フリーランスの利用者が非常に多いことで有名です。

スクロールできます
審査通過率98%以上利用金額下限1円~
入金スピード最短2時間契約形態2者間ファクタリング
手数料率1%~14.8%契約方法完全オンライン完結
利用対象個人事業主・法人債権譲渡登記不要
必要書類(※)2点(通帳のコピー(表紙付き、3か月分)、売掛金に関する資料(請求書・契約書など))
  • 初回利用登録時の「本人確認書類」は含めていない。

日本中小企業金融サポート機構は必要書類2点のみで本人確認証すら不要

日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構は、必要書類がたったの2点で利用できるファクタリングサービスです。

必要書類はたったの2点!審査結果は最短30分でご案内いたします。

  • 通帳のコピー(表紙付き、3か月分)
  • 売掛金に関する資料(請求書・契約書など)
引用:日本中小企業金融サポート機構公式HP|必要書類

そして本人確認書類すら提出不要のため、個人情報の流出・悪用などの心配がなく、個人事業主におすすめのファクタリングです。

審査通過率こそ非公開ですが、私が利用した際はかなり通りやすいと感じましたし、個人利用での人気も高くオススメです。

スクロールできます
審査通過率非公開利用金額下限下限なし
入金スピード最短3時間契約形態2者間ファクタリング
手数料率1.5%~契約方法完全オンライン完結
利用対象個人事業主・法人債権譲渡登記不要
必要書類2点(通帳のコピー(表紙付き、3か月分)、売掛金に関する資料(請求書・契約書など))

日本中小企業金融サポート機構の評判・口コミ


ビートレーディングは請求書なしで「注文書ファクタリング」が使える

ビートレーディング

ビートレーディングは、基本的に2点のみの必要書類で利用ができるファクタリングサービスです。

ビートレーディングでは必要資料は下記2点のみです。
・通帳のコピー(表紙付2か月分)
・売掛債権に関する書類(契約書・発注書・請求書など)

引用:ビートレーディング公式HP|ファクタリングに必要な書類一覧

特徴的なのは、請求書に代わり注文書でもファクタリングが利用できるという点。

商品・サービスの発注段階で売掛金を現金化できるため、資金繰り改善のスピードが非常に早いです。

また、Web上(マイページ上)に書類をアップロードするだけで利用できる完全オンライン完結型ファクタリングとしても有名であり、操作性の高さは私が使った中ではNo.1でした。

スクロールできます
審査通過率非公開利用金額下限下限なし
入金スピード最短2時間契約形態2者間ファクタリング
手数料率2%~12%程度契約方法完全オンライン完結
利用対象個人事業主・法人債権譲渡登記不要
必要書類(※)2点(通帳のコピー(表紙付2か月分)、売掛債権に関する書類(契約書・発注書・請求書など))
  • 初回利用登録時の「本人確認書類」は含めていない。

ペイトナーファクタリングはMoneyTree連携で一々通帳を渡す必要なし

ペイトナーファクタリング

ペイトナーファクタリングは、請求書・入出金明細で利用可能なファクタリングサービスです。(初回利用登録時には、顔写真付きの身分証明書も必要)

必要書類はなんですか?

支払い期日が確定している請求書、口座入出金明細、(初回ご利用時のみ)顔写真付き身分証が必要となっております。

引用:ペイトナーファクタリング公式HP|よくある質問

ペイトナーファクタリングは、マネーツリーと提携しており、通帳のコピーを取ったり撮影してアップロードする必要がなく、銀行口座とAPI連携するだけで事足ります。

そのため、他社よりも書類提出の手間が省け、2回目以降の利用では口座情報を自ら提出する必要がありません。

ただし、利用金額には上限があるため、高額な債権を現金化したい方にはおすすめできません。

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審査通過率非公開利用金額下限1万円~
入金スピード最短10分契約形態2者間ファクタリング
手数料率10%契約方法完全オンライン完結
利用対象個人事業主・法人債権譲渡登記不要
必要書類(※)2点(支払い期日が確定している請求書、口座入出金明細)
  • 初回利用登録時の「本人確認書類」は含めていない。

事業資金エージェントは必要書類2点のみで審査通過率は90%以上!

事業資金エージェント

事業資金エージェントは、通帳・売掛金がわかる請求書の2点のみで利用できるファクタリングです。(初回利用時は本人確認書類が必要)

必要書類はありますか?

本人確認資料(免許証/マイナンバーカード等) ご入金がわかる通帳、売掛金がわかるご請求書をご準備ください。

引用:事業資金エージェント公式HP|よくある質問

珍しく土曜日も営業しているファクタリング業者ですので、急な資金繰りに対応しやすいのも特徴の1つ。

審査通過率も高いですが、手数料がかなり高額になるのが難点。私が利用した際も最大手数料である20%を提示されました。

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審査通過率90%以上利用金額下限10万円~
入金スピード最短2時間契約形態2者間ファクタリング
手数料率5%~20%(※2)契約方法完全オンライン完結
利用対象個人事業主・法人債権譲渡登記不要
必要書類(※1)2点(入金がわかる通帳、売掛金がわかる請求書)
  1. 初回利用登録時の「本人確認書類」は含めていない。
  2. 2者間ファクタリングの場合の手数料率

買速は提出書類2点のみで契約可能なオンライン完結型ファクタリング

買速

買速は、請求書・通帳のコピー(利用登録時は併せて身分証)で利用できるファクタリングサービスです。

売掛金を売却するためにはどのような書類が必要ですか?

一般的には「商業登記簿謄本・印鑑証明・決算報告書・売掛先との基本契約書・取引に使用する通帳」などが必要と言われています。しかし弊社では「身分証・請求書・通帳のコピー」という3点のみで利用していただくことが可能です。

引用:買速公式HP|よくある質問

10万円から利用できるため、個人事業主にとっては使いやすいファクタリングです。

しかし、手数料率の上限が決まっていない点には注意が必要。審査後、高額な手数料を提示される可能性があります。

スクロールできます
審査通過率80%以上利用金額下限10万円~
入金スピード最短30分契約形態2者間ファクタリング
手数料率2%~契約方法完全オンライン完結
利用対象個人事業主・法人債権譲渡登記不要
必要書類(※)2点(請求書、通帳のコピー)
  • 初回利用登録時の「本人確認書類」は含めていない。

アクセルファクターは原則2点の書類で資金調達可能!利用下限は30万円

アクセルファクター

アクセルファクターは、原則「請求書」「入金が確認できる預金通帳」の2点で利用できるファクタリングサービスです。(初回登録時は身分証明書も必要)

原則ご用意いただく書類

  • 売掛金が確認できる書類(請求書等)
  • 入金が確認できる預金通帳
  • 代表者様の身分証明書
引用:アクセルファクター公式HP|ファクタリングのエビデンス資料

※ 必要に応じてその他追加で書類を求められることがあります。

審査通過率が非常に高く、手数料率は最大10%とリーズナブルなのが人気の理由。

ただし、最小利用金額は30万円からとやや高めの設定です。

スクロールできます
審査通過率93%以上利用金額下限30万円~
入金スピード最短2時間契約形態2者間ファクタリング
手数料率3%~10%(※)契約方法完全オンライン完結
利用対象個人事業主・法人債権譲渡登記不要
必要書類(※)2点以上(売掛金が確認できる書類(請求書等)、入金が確認できる預金通帳、その他必要に応じて)
  1. 初回利用登録時の「本人確認書類」は含めていない。
  2. 2者間ファクタリングの場合の手数料率

PMGは2点セットに加えて決算書が必要!法人なら一押しのファクタリング

PMG

PMGは、通帳・決算書・請求書の3点で利用できるファクタリングサービスです。

必要書類(通帳、決算書、請求書)をご提出ください。

引用:PMGファクタリング公式HP|お申し込み

審査通過率は90%以上、入金スピードは最短2時間と、取引条件はとても好条件。

しかし一番の特徴は、土日も休まず営業しているファクタリング業者という点です。

営業時間も平日22時までと長時間営業しているため、夜遅くや土日・祝日に資金調達をしたい方にはおすすめです。

スクロールできます
審査通過率90%以上利用金額下限30万円~
入金スピード最短2時間契約形態2者間ファクタリング
手数料率2%~11.5%契約方法完全オンライン完結
利用対象個人事業主・法人債権譲渡登記不要
必要書類(※)3点(請求書、通帳コピー、決算書)
  • 初回利用登録時の「本人確認書類」は含めていない。

メンターキャピタルは書類が3点必要!30万~上限なしで債権を売却可能

メンターキャピタル

メンターキャピタルは、必要書類が3点のファクタリングサービスです。

申込時必要書類一覧
 1. 申込書
 2. 入金予定表
 3. 支払予定表

引用:メンターキャピタル公式HP|申込時必要書類一覧

ただし、実際は請求書・通帳コピーなどを後から求められますので、申請までに多くの時間を要します。

審査通過率は高いですが、これは必要書類の多さの裏返しです。

正直、個人・フリーランスの方にはあまりおすすめできません。

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審査通過率92%利用金額下限下限なし
入金スピード最短即日契約形態2者間ファクタリング
手数料率2%~契約方法完全オンライン完結
利用対象個人事業主・法人債権譲渡登記不要
必要書類(※)3点(申込書、入金予定表、支払予定表)
  • 初回利用登録時の「本人確認書類」は含めていない。

ラボルは書類3点でファクタリング可能だがエビデンスの用意がやや面倒

ラボル

ラボルは、通帳・請求書に加えて、取引先とのメール画面などエビデンスが必要なファクタリングサービスです。

請求書買取を利用するために必要なエビデンス(審査資料)について教えてください

下記のエビデンス(審査資料)になります。
※提出するエビデンス(審査資料)が多いほど審査の通過率が上がります

  • 通帳(過去3ヵ月分の入出金履歴)
  • 請求書に記載されている取引先からの入金履歴
  • 取引先担当者が請求内容を了承していることが分かるメッセージ
    – メール
    – Slack
    – LINE
    – Chatwork
    – その他メッセージアプリ
引用:ラボル公式HP|よくある質問

ラボルでは上記エビデンスの他、契約書など様々な書類をアップロードすることができます。(任意です)

書類点数が多いほど審査通過率が上がるため、とりあえず役立ちそうな書類は全て提出しておくと良いでしょう。

なお、ラボルは24時間即時入金のファクタリングを謳っていますが、実際は24時間営業というわけではなく、早朝・深夜の審査・入金は行われません。

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審査通過率非公開利用金額下限1万円~(※2)
入金スピード最短30分契約形態2者間ファクタリング
手数料率10%契約方法完全オンライン完結
利用対象個人事業主・法人債権譲渡登記不要
必要書類(※1)3点(通帳(過去3ヵ月分の入出金履歴)、請求書、その他エビデンス)
  1. 初回利用登録時の「本人確認書類」は含めていない。
  2. 初回利用時は15万円以上でのみ申請可能

日本中小企業金融サポート機構の評判・口コミ


フリーナンスは必要書類3点で利用できる個人事業主向けファクタリング

フリーナンス

フリーナンスは、必要書類が3点で利用できるファクタリングサービスです。

「個人・フリーランス向け」を謳っており、確かにインターフェイスは分かりやすいです。

しかし、フリーナンス口座の開設など、意外と申請に手間がかかるため正直ファーストチョイスとしてはおすすめできません。

他社と併用し、保険として使うならアリです。

スクロールできます
審査通過率非公開利用金額下限1万円~
入金スピード最短30分契約形態2者間ファクタリング
手数料率3%~10%契約方法完全オンライン完結
利用対象個人事業主・法人債権譲渡登記不要
必要書類(※)3点(銀行通帳コピー・請求書・発注書や契約書などのエビデンス)
  • 初回利用登録時の「本人確認書類」は含めていない。

トップ・マネジメントは取引先との契約書も必要!事前の準備がカギ

トップ・マネジメント

トップ・マネジメントは、請求書・決算書・入出金明細の3点で利用できるファクタリングサービスです。

入出金明細は直近7ヶ月分が必要となるため、新規事業者・開業間もない方には利用できません。

手数料率も他社に比べてやや高めの設定であり、利用可能金額も30万円以上と高めの設定ですので、個人事業主・フリーランスの方には敷居が高いです。

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審査通過率非公開利用金額下限30万円~
入金スピード最短即日契約形態2者間ファクタリング
手数料率3.5%~12.5%(※2)契約方法完全オンライン完結
利用対象個人事業主・法人債権譲渡登記不要
必要書類(※1)3点(売却希望(売掛金)の請求書、昨年度の決算書、直近7ヶ月の入出金明細)
  1. 初回利用登録時の「本人確認書類」は含めていない。
  2. 2者間ファクタリングの場合の手数料率

AGビジネスサポートは通帳コピーと2種類の請求書でファクタリング可能

AGビジネスサポート

AGビジネスサポートのファクタリングは、通帳コピー・請求書に加えて、入金済みの請求書が求められる点が特徴です。

① 顔写真付きの本人確認書類(免許証、マイナンバーカード等)
② 買取希望の請求書

  • 請求金額・入金日が確定しているものに限ります。

③ 入金済みの請求書(上記②の同一売掛先)
④ 上記③の入金が確認できる通帳

  • 買取金額によって追加書類が発生する場合がございます
引用:AGビジネスサポート公式HP|ファクタリングご利用案内

ファクタリングに申請する請求書と共に、当該同一の売掛先に対する入金図ん身の請求書が必要ですので、新規取引についてはファクタリングの利用ができません。

一方で、取引の継続性を重視しているファクタリング業者ですので、継続入金がある取引先の請求書をお持ちの方は、比較的審査が通りやすいでしょう。

スクロールできます
審査通過率非公開利用金額下限10万円~
入金スピード最短即日契約形態2者間ファクタリング
手数料率2%~12%契約方法完全オンライン完結
利用対象個人事業主・法人債権譲渡登記不要
必要書類(※)3点以上(買取希望の請求書、入金済みの請求書(買取希望の請求書と同一の売掛先)、当該入金が確認できる通帳、その他買取金額によって追加書類が発生する場合あり)
  • 初回利用登録時の「本人確認書類」は含めていない。

必要書類が少ないファクタリングを選ぶ3つのメリット

必要書類が少ないファクタリングを選ぶメリットは、次の通りです。

以下、各メリットの詳細を解説します。

審査書類集めの手間が省けるので短時間でファクタリングの申請ができる

提出すべき審査書類が少なければ書類集めの手間が省けるため、短時間でファクタリングの申請ができるというメリットがあります。

ファクタリング業者によって必要書類は異なるほか、「提出方法」も各社バラバラですから、実は申請作業が非常に手間です。

この点、例えば「請求書と通帳コピーの2点のみ」で良いファクタリング業者なら、各社共通して同じ書類を提出すれば済むので煩わしさを感じません。

そのため、例えば複数のファクタリング業者への一斉見積りも、時間をかけず比較的簡単にできます。

なお、審査書類で特に面倒なのが以下の書類です。

準備に手間がかかる審査書類
  • 全部事項証明書 … 法務局に行く必要あり
  • 印鑑証明書 … 法務局に行く必要あり
  • 取引先との契約書 … ない場合は先方と合意した上で作成する必要あり

上記書類は取得・作成に時間と手間を要するため、これらの書類提出を求めるファクタリング業者はまず避けた方が無難です。


申請手続きの時間が短くなるため審査が通れば即日中に入金されやすい

必要書類が少なければ、申請手続きの時間も短く済むため、審査のスタートが早くなりファクタリングでの即日入金を成功させやすくなります。

逆に、必要書類が多い業者では、即日入金を謳っていてもそれ以前に申請までに時間がかかってしまい、「書類を集めていたら日が過ぎていた」なんて失敗もよくあります。

今すぐ資金調達したいなら、極力必要書類の少ないファクタリング業者から申請していくべきです。


必要最低限の情報のみで取引できるためセキュリティ面の安全性が高い

必要最低限の書類のみでファクタリングを済ませることができれば、必要以上に組織情報・個人情報を渡さずに済むため、情報管理・セキュリティ面での安全性を確保できます。

たま~にいるのが、「情報を抜くだけ抜いて、審査落ちさせる悪徳ファクタリング業者」の存在。本当に気を付けた方が良いです。

私もファクタリングを利用した事がありますが、利用して(すぐ落とされ)その後知らない闇金業者から電話がかかってきた経験があります。

電話番号が抜かれただけならまだマシですが、例えば「決算書」を渡した場合、自社の売上・経費などが全て相手に筒抜けになります。また、ファクタリング会社から外部の第三者に情報が漏れるリスクもあります。

一方、請求書や通帳コピーのみで済むファクタリング業者なら、必要以上に自社の情報を渡さずに済むため、情報管理の面で非常に安全です。


必要書類が少ないファクタリングを選ぶ3つのデメリット・注意点

必要書類が少ないファクタリングを選ぶデメリット・注意点は、次の通りです。

以下、各デメリット・注意点の詳細を解説します。

審査の対象物が少ないため機械的に落とされる可能性が高まる

必要書類が少ないということは、その分、審査の判断材料が少ないということを意味します。そして仮に審査が不十分であった場合、機械的に落とされる可能性があります。

ファクタリング審査のパターン
  • 信用力が「ない」と評価し、審査で落とすケース
  • 信用力が「ある」と評価し、審査に通るケース
  • 信用力を判断できず、審査で落とすケース

上記のように、審査は「落ちる」「通過する」の2パターンではなく、「判断できないから落とす」というケースが存在します。

必要書類が少ないファクタリング業者では、十分な評価を下すことができず、その結果審査落ちになる可能性が高まります。


債権の二重譲渡・偽造のリスクがあるため高い手数料を提示されやすい

必要書類が少ないという事は、ファクタリング業者側にとっては書類を偽造されたり取引を偽装されるリスクが高いことを意味するため、手数料を高めに設定されやすいというデメリットがあります。

たとえば請求書と通帳コピーの2点のみで利用できるファクタリングの場合、業者側にとってみれば、請求書を偽造されたら資金を持ち逃げされてしまいます。

ファクタリングでは、そのような悪質な利用者の存在も踏まえて手数料を決定しているため、特に書類数の少ないファクタリング会社では手数料を高めに設定する傾向にあります。

高額な手数料を避けるコツは、事前に「手数料の上限」を確認することです。逆に上限値が定まっていないと、審査通過時に極めて高額な手数料を提示される恐れがあります。

なお、手数料上限が低く必要書類も少ないファクタリング業者なら、以下の3社がオススメです。

手数料必要書類数
ビートレーディング2%~12%2点以上
アクセルファクター3%~10%2点以上
PMG2%~11.5%3点のみ

高額な売掛金の買取に対応できないケースがあるので少額利用が基本

必要書類の少ないファクタリングでは、基本「少額利用」が前提です。

先述の通り、審査での判断材料が少ないとファクタリング会社側のリスクが大きくなるため、高額な債権の買取に対応していないケースが多いです。

申請金額が高額ゆえに落とされるケースもよくあります。(実際、「申請金額を下げたら審査に通った」という声をよく耳にします。)

そのため、必要書類を少なく抑えたい場合には、申請金額を少額にし、小分けにして複数のファクタリング業者に申請しましょう。

なお、10万円以下でも利用できるおすすめの少額ファクタリングは、以下の記事内で紹介しています。


ファクタリングの必要書類に関するよくある疑問・Q&A

ファクタリングの必要書類に関して、よくある疑問をQ&Aとしてまとめました。

請求書なしでファクタリングを使えますか?

はい。請求書なしでもファクタリングを利用することは可能です。

ただし、請求書の代わりに「注文書(発注書)」が必要になり、これを注文書ファクタリングと呼びます。

注文書ファクタリングなら請求書発行前(受注時)に資金調達できますから、より早期の資金繰り改善が可能になるというメリットがあります。

一方で、手数料が割高になるというデメリットもあります。

個人通帳なしでファクタリングは使えますか?

はい。基本的にファクタリングでは「事業用の銀行口座」を確認されます。

そのため、原則として代表の個人通帳を求められることはありません。

ファクタリング用の請求書の作り方は?

インボイス制度に則った請求書テンプレートを埋めることで、ファクタリングの審査で落とされない請求書を作成することができます。

弊社(JHAコンサルティング株式会社|半田純公認会計士・税理士事務所)では、インボイス制度に則った請求書テンプレートを作成しました。

黄色塗りのセルを埋めることで、完璧な請求書が作成できます。どうぞダウンロードして使ってください。↓

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