この記事を書いた人

2014年2月 EY新日本有限責任監査法人入社
2018年10月 半田純公認会計士事務所開業
2021年7月 JHAコンサルティング株式会社設立
2022年10月 カラビナワークス代表取締役就任
資金調達の専門家として、ファクタリング分野に精通しています。

2014年2月 EY新日本有限責任監査法人入社
2018年10月 半田純公認会計士事務所開業
2021年7月 JHAコンサルティング株式会社設立
2022年10月 カラビナワークス代表取締役就任
資金調達の専門家として、ファクタリング分野に精通しています。
個人事業主やフリーランス向けの少額で使えるファクタリングは、銀行融資よりも早く資金調達できるメリットがあり、近年ますます普及が進んでいます。
しかし、金融庁もファクタリング利用に関する注意喚起をしており、無登録業者や高率な手数料を要求する闇金まがいの実態が報告されています。
少額ファクタリングを利用する際は必ず複数社を比較し、正規のライセンスや協会ガイドラインの遵守状況を確認してください。
以下の図は、安全かつ少額(10万円以下)で利用できるファクタリング業者を少額利用可能額で順に並べた図です。

上記の少額ファクタリングのうち、気になった業者がある方は以下の名称から詳細に飛べます。
- 1円から利用できるククモなら、個人でも審査通過率98%なので1番おすすめ!
- ペイトナーファクタリングなら最短10分での入金!ただし初回は登録に2時間かかる
- 「下限なし」を謳っていても、初回利用時は最低利用額が設定されているケースがあるので注意
- 少額すぎるとAI審査で機械的に落とされるので、数万円以上からの申請を推奨
少額で使えるファクタリング11選!個人向けの入金が早い業者を比較

個人が少額ファクタリングを利用する場合には、最低利用額に加え、入金スピードも重視すると良いでしょう。
以下の図は、「利用金額の下限」と「入金スピード」の軸で示した4象限グラフです。
右上に位置するファクタリング業者ほど、少額かつ早いおすすめの業者です。

全てのファクタリング会社を比べたい方は、以下の比較表をご使用ください。
比較項目 | ククモ(QuQuMo) | ビートレーディング | ペイトナーファクタリング | 日本中小企業金融サポート機構 | フリーナンス(FREENANCE) | ラボル | バイオン | ペイトゥデイ(PayToday) | トラストゲートウェイ | ベストファクター | みんなのファクタリング |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
業者 | ![]() |
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利用金額の下限 | 1円 | 下限なし | 1万円 | 下限なし | 1万円 | 1万円 | 5万円 | 10万円 | 10万円 | 30万円 | 1万円 |
初回の利用制限 | 無制限 | 無制限 | 1~25万円で利用可 | 無制限 | 無制限 | 10~40万円で利用可 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 50万円まで利用可 |
入金スピード | 最短2時間 | 最短2時間 | 最短10分 | 最短3時間 | 最短30分 | 最短30分 | 最短1時間 | 最短30分 | 最短即日 | 最短即日 | 最短60分 |
審査通過率 | 98%以上 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 98% | 95% | 92.25% | 非公開 |
手数料 | 1%~14.8% | 2%~ | 一律10% | 1.5%~ | 3%~10% | 一律10% | 一律10% | 1%~9.5% | 1.5~9.5% | 2%~20% | 非公開 |
必要書類数 | ・通帳コピー ・請求書 |
・通帳コピー ・請求書 ※必要に応じてその他書類を求められる |
・通帳コピー ・請求書 |
・通帳コピー ・請求書 ※身分証不要 |
・通帳コピー ・請求書 ・取引を示すエビデンス |
・通帳コピー ・請求書 ・エビデンス |
・通帳コピー ・請求書 ・直近の決算書 ・直近の確定申告書 |
・通帳コピー ・請求書 ・直近の決算書 |
・通帳コピー ・成因資料(請求書等) ・商業登記簿謄本 ・印鑑証明書 ・決算書 ・取引先との契約書 |
・通帳コピー ・請求書 ・見積書 |
・通帳コピー ・請求書 ・請求書の疎明資料 ※必要に応じてその他書類を求められる |
公式サイト | |||||||||||
他社と比較 |
当サイトのランキングコンテンツは、第三者調査機関の情報を元に作成されています。比較基準を数値化し、その合計値から順位付けをおこなっています。
ランキングの根拠(2025年)はこちら
上記の通り、少額可能なファクタリング業者には各社特徴がありますが、中でも最もオススメできるのがククモ(QuQuMo)です。
ククモ(QuQuMo)は1円から利用できる個人事業主向けファクタリング

ククモ(QuQuMo)は、1円から利用できる個人事業主向けのファクタリングサービスです。
少額から高額まで柔軟に対応
引用:ククモ(QuQuMo)公式HP
ククモの柔軟な対応には定評があり、[書類は2点のみ」「入金スピードは最速2時間」「審査通過率は98%」など取引条件が緩いため、特に個人事業主から人気です。
手続きは完全オンライン完結ですので、PC・スマホ・タブレットから申請し、契約・入金までオンライン上で完結します。
少額ファクタリングに対応している業者の中では、ククモが一番おすすめのファクタリング業者です。
申請金額の下限 | 1円 |
---|---|
初回の利用制限 | 制限なし |
入金スピード | 最短2時間 |
審査通過率 | 98% |
必要書類 | 請求書、通帳コピーの2点のみ |
手数料 | 1%~14.8% |
- 最速・最短・オンラインで利用できるのがククモの大きな強み
- 手数料は1%~、債権譲渡登記も不要なので低コストで調達可能
- 少額ファクタリングの中では、ククモが最も好条件でおすすめ
ビートレーディングは最短2時間で入金可能!取引実績も豊富な最大手

ビートレーディングは、最短2時間・1円から利用できる少額ファクタリングサービスです。
オンラインファクタリング業者としては10年以上の歴史があり、特に入金スピードが早いことで人気の業者です。
なお規定上は1円から利用できるものの、買取実績としては「3万円~」となっています。
弊社では買取可能金額無制限のため少額から数億円の大規模な資金調達まで幅広く対応しております。
引用:ビートレーディング公式HP|ファクタリングについてよくある質問
これまで3万円~7億円までの買取実績がございます。
ビートレーディングは個人向けファクタリング業者としても有名で、「LINEで見積もり」「注文書ファクタリング」など、他社にない魅力的なサービスラインが充実しています。
提出書類も基本2点で問題ないため、急ぎで資金繰りを改善したい方におすすめです。
申請金額の下限 | 下限なし |
---|---|
初回の利用制限 | 制限なし |
入金スピード | 最短2時間 |
審査通過率 | 非公開 |
必要書類 | 請求書、通帳コピー ※ 追加で資料提供を求められる場合あり |
手数料 | 2者間:4%~12%程度、3者間:2%~9%程度 |
- 書類2点で申請可能&最短2時間で入金されるので、緊急時に活用できる
- 個人が非常に利用しやすい工夫が多く使いやすい(ただし複数の債権の同時買い取りは不可)
- 売掛先が個人でもファクタリングの利用が可能!
ペイトナーファクタリングは唯一個人間の売掛債権でも買取可能

ペイトナーファクタリングは唯一「個人間」の取引にも対応しているファクタリングサービスです。
多くのファクタリング業者が「法人宛て請求書」を必須とするなか、ペイトナーファクタリングは個人宛ての請求書も買取ってくれる唯一のファクタリング業者です。
そのため、個人事業主やフリーランス同士で生じた売掛債権を資金化したい場合には、貴重なファクタリング業者となるでしょう。
Q個人間での取引に「ペイトナーファクタリング」は利用できますか?
Aはい、利用可能となっております。
引用:ペイトナーファクタリング公式HP|よくある質問
一律10%の手数料が明快なため、見積もり時に不透明感が少なく、初めての方でも安心して使えます。
ペイトナーファクタリングは初回利用時のみ25万円までという上限がありますが、それを超える規模が必要な場合はリピート利用や他社との併用でカバーすると良いでしょう。
申請金額の下限 | 1万円 |
---|---|
初回の利用制限 | 初回は25万円まで利用可能 |
入金スピード | 最短10分 |
審査通過率 | 非公開 |
必要書類 | 請求書、通帳コピー |
手数料 | 一律10%固定 |
- 個人間取引に唯一対応するため、売掛先が個人の請求書でも資金化できる
- 最短10分入金のスピードと、一律10%というシンプルさが魅力
- 初回25万円までの少額利用なら即日で資金繰りが可能
日本中小企業金融サポート機構は初回から無制限で申請可能!身分証も不要

日本中小企業金融サポート機構は、下限・上限なしで利用できるファクタリングサービスです。
身分証明書なしでファクタリングが利用できるため、個人情報が他社に漏れる心配もなく、セキュリティ面で非常に安全性が高く個人事業主におすすめのファクタリング業者です。
なお、取引実績としては最低3万円からの買取実績があるようです。
当機構は買取金額に制限を設けておらず、これまでに3万円~2億円までの買取実績があります。
引用:日本中小企業金融サポート機構HP
入金スピードも最短3時間と非常に早く、必要書類は2点のみで足りるため、申請も手早く済ませることが可能です。
その他、経営革新等支援機関として関東財務局長及び関東経済産業局長から認定されているため、資金調達全般に関するコンサルティングも受けられるメリットがあります。
申請金額の下限 | 下限なし |
---|---|
初回の利用制限 | 制限なし |
入金スピード | 最短3時間 |
審査通過率 | 非公開 |
必要書類 | 請求書、通帳コピー(身分証不要) |
手数料 | 1.5%~ |
- 非営利法人が運営しているため、手数料率が1.5%~とリーズナブル
- 売掛先が個人の請求書も利用可能(ただし個人間取引はNG)
フリーナンスは1万円~上限なしで利用可能なフリーランス向け業者

フリーナンスは1万円から上限なしという柔軟なファクタリングをフリーランス向けに提供しています。
自社専用の口座「フリーナンス口座」を開設すると、そこに入金があった請求書を最短30分で現金化できるため、急ぎで資金が必要な案件がある場合でもスピーディーに対応できます。
入金スピードは初回登録時に2時間かかるものの、2回目以降の利用で最短30分と非常に早く、忙しいフリーランスでも利用しやすいです。
買取額に上限はありません。初回利用時でも1万円〜上限額なしで利用できます。利用上限回数もありません。
引用:フリーナンス公式HP
必要書類も「請求書が送付済みであることを示すエビデンス」など基本的な書類のみで審査が進行するため、余計な手間がかかりません。
さらに、上場企業であるGMOが運営するフリーナンスでは、ファクタリング以外にも「あんしん補償」という独自の保険サービスを提供しており、事業取引時の不測の事態にも一定の保険金で備えられる点が特徴です。
申請金額の下限 | 1万円 |
---|---|
初回の利用制限 | 制限なし |
入金スピード | 最短30分(ただし初回会員登録に2時間かかる) |
審査通過率 | 非公開 |
必要書類 | 通帳コピー、請求書、請求書が送付済み・クライアントが確認済みであることを証明するもの ※ その他必要に応じて追加書類を求められる |
手数料 | 3%~10% |
- フリーナンス口座を活用すれば入金スピードを短縮しやすい
- あんしん補償(損害保険)が付帯しているため、事業リスクを軽減できる
- GMOグループ運営で安心感が高い
ラボルは土日営業で24時間対応可能な完全オンライン完結が魅力

ラボルは土日を含め24時間対応が可能で、申請から入金までを完全オンライン完結が魅力のファクタリングサービスです。
申請金額は1万円から利用可能で、少額資金が必要な場合にも対応しています。
1万円から申請することができます。
引用:ラボル公式HP|よくある質問「いくらの支払いから利用できますか?」
ただし、初回利用の場合は10万円~40万円という利用制限があります。
必要書類が3点と少なめで、きちんと揃えて申請すれば最短30分のスピード入金を目指せます。
また、手数料が一律10%のため、料金シミュレーションがしやすい点も魅力です。
申請金額の下限 | 1万円 |
---|---|
初回の利用制限 | 10万円~40万円まで |
入金スピード | 最短30分 |
審査通過率 | 非公開 |
必要書類 | 請求書、通帳、取引のわかるエビデンス |
手数料 | 一律10%固定 |
- 土日でも24時間受付しており、急ぎの入金ニーズに応えやすい
- 一律10%固定でコストがシンプル
- オンライン完結なので対面や郵送の手間がなく、スピーディーに契約可能
バイオンはAI審査で売掛金を売却可能!最低5万円から利用できる

バイオンは独自のAI審査を導入し、最短1時間で入金まで可能なファクタリングサービスです。
ただし、最低利用額は5万円と若干高めの設定です。
フリーランス・個人事業主の方がご利用いただきやすいよう5万円からお申込み可能です。
引用:バイオン公式HP|選ばれる理由
個人事業主・フリーランス向けのファクタリング業者ですので、申請の流れは非常にシンプル。
手数料は一律10%で、書類審査がスムーズにいけば人為的なチェックを最小限に抑えられるのもポイントです。
申請金額の下限 | 5万円 |
---|---|
初回の利用制限 | 制限なし |
入金スピード | 最短1時間 |
審査通過率 | 非公開 |
必要書類 | 入出金明細(直近3ヶ月分)、請求書、昨年度の決算書 |
手数料 | 一律10% |
- AI審査で短時間で審査が終わり、最短1時間の超スピード入金
- 一律10%なので手数料がわかりやすい
- 5万円から対応してくれるため、小口資金でも利用しやすい
ペイトゥデイ(PayToday)は最短30分で入金可能で便利なファクタリング

ペイトゥデイ(PayToday)はAIを活用した自動審査を行い、申し込みから最短30分で入金が可能なオンラインファクタリングです。
この独自のAI審査システムで、審査の合否も最短15分での通知を実現しています。
また、審査通過率98%という高い通過率を明示しており、入金スピードも最短30分とはやく、比較的審査が緩く、速い入金が期待できます。
必要書類は通帳コピー・請求書・直近の確定申告書とシンプルにまとめており、手数料も1~9.5%と上限はが明確で利用者に安心感があります。
ただし、利用金額の下限は10万円とややハードルが高めなので注意。
10万〜上限なし
引用:PayToday公式HP|調達可能額
10~30万円程度でのファクタリングを希望している方にはおすすめです。
申請金額の下限 | 10万円 |
---|---|
初回の利用制限 | 制限なし |
入金スピード | 最短30分 |
審査通過率 | 98% |
必要書類 | 事業用個人名義口座の直近6か月分以上の入出金明細、請求書、直近の確定申告書 |
手数料 | 1%~9.5% |
- AI審査×オンライン完結で短時間資金化を実現
- 手数料1%~9.5%なので、少額でも比較的コストを抑えやすい
- 審査通過率98%と公表されており、個人事業主でも比較的通りやすい
トラストゲートウェイは下限10万円から使える即日ファクタリング

トラストゲートウェイは下限10万円から売掛金を即日で資金化できるファクタリングサービスです。
申請金額の下限が10万円と他社と比較してやや高めですが、初回の利用制限無しで利用できることはメリットです。
売掛先1社に対して10万円~5,000万円
引用:トラストゲートウェイ公式HP|ご利用条件
※審査により上限1億まで対応可能
また、手数料を1.5%~9.5%と、低水準で明確な手数料体系にしており、利用者は安心してサービスを利用できるでしょう。
さらに、審査通過率が95%と高く、書類をきちんと揃えれば迅速な対応が期待できます。
必要書類が他社より多めですが、それだけリスク管理が徹底されていると考えられます。
ややマイナーな業者ですが、当然、償還請求権なしで使えるファクタリング業者です。
申請金額の下限 | 10万円 |
---|---|
初回の利用制限 | 制限なし |
入金スピード | 最短即日 |
審査通過率 | 95% |
必要書類 | 通帳コピー、成因資料(請求書・発注書・納品書など)、印鑑証明書、代表者の住民票、決算書、取引先の基本契約書 |
手数料 | 1.5%~ |
- 審査通過率95%で、個人事業主でも通りやすい
- 申請金額の下限は10万円~とやや高いが、初回利用制限がなく、審査通過率や手数料が明示されているなど多くの利点がある。
- 必要書類が多い分、しっかり手続きすれば即日入金に対応してもらえる
ベストファクターは審査通過率92.25%!債権譲渡登記も不要で契約できる

ベストファクターは審査通過率92.25%を公表しており、債権譲渡登記も不要で契約できます。
個人事業主でも審査が緩く、高い確率で審査を通過できるとされています。
手数料は2%~20%と幅広く、請求書の信用度合いや売掛先の規模などによって変動します。
なお、契約時は対面での説明が原則です。
また、最低利用金額は30万円と高めの設定です。
売掛債権請求額30万円以上からご利用いただけます。
引用:ベストファクター公式HP|よくある質問「最低利用額はどのくらいですか?」
申請金額の下限 | 30万円 |
---|---|
初回の利用制限 | 制限なし |
入金スピード | 最短即日 |
審査通過率 | 92.25% |
必要書類 | 通帳コピー、請求書、見積書 |
手数料 | 2%~20% |
- 92.25%という高めの審査通過率で初めての方も安心
- 財務コンサルがセットになっており、経営改善も見据えられる
- 2%~20%と広い手数料レンジだが、信用度が高いと下限に近い費用で抑えられる
みんなのファクタリングは最短60分で資金調達可能!安い金額で使える

みんなのファクタリングは、最短60分で資金調達できる即時性と、少額から利用できる柔軟さを特徴としたファクタリングサービスです。
1万から資金調達が可能で、土日祝日の9:00~18:00にも対応しているため、平日はすぐに時間が取れない個人事業主でも利用しやすい点が魅力と言えます。
ただし、公式に審査通過率や必要書類の詳細は公表されておらず、初回利用時は50万円までという上限が設定されています。
申請金額の下限 | 1万円 |
---|---|
初回の利用制限 | 50万円まで |
入金スピード | 最短60分 |
審査通過率 | 非公開 |
必要書類 | 通帳コピー、請求書、請求書の疎明資料 ※ 必要に応じて追加書類が求められる |
手数料 | 非公開 |
必要書類についても詳細な記載がないため、不備があると審査が長くなる可能性があります。
特に、請求書疎明資料(発注書や契約書など)はスムーズに提出できるよう、事前に準備しておくと良いでしょう。
- 初回は50万円までだが、短期的な小口資金には十分対応できる
- 以前は個人利用者が多かったが、最近は審査落ちが多くなっている
少額でファクタリングを利用するときの注意点!初回は制限がある

少額でファクタリングを利用する際、特に個人事業主の初回利用には下限が設定されるケースがあります。
例えば、「1万円から利用できる」ことを謳っているファクタリング業者であっても、初回は10万円以上でなければ利用できないことがあります。
初回の金額制限は、ひやかしの利用者を排除する措置でもあります。
なお、繰り返し利用や継続的な取引実績ができると、2回目以降は条件が緩和されるケースが多いです。
以下の3社なら、初回制限がなく初めから少額でファクタリングを利用できます。
ファクタリング業者 | 申請金額の下限 | 初回の利用制限 |
---|---|---|
ククモ(QuQuMo) | 1円 | なし |
ビートレーディング | 下限なし | なし |
日本中小企業金融サポート機構 | 下限なし | なし |
審査なしのファクタリングは使わない!個人を狙う悪徳業者から身を守る方法

「審査なし」を謳うファクタリングは危険性が高いので利用しないほうが賢明です。
ファクタリングは売掛債権を買取る行為であり、本来ならリスク評価が必要なため、通常は何らかの審査が行われます。
審査が一切ないと称する業者の多くは、実質的に高金利での貸付を行う闇金まがいの悪徳業者の可能性があります。
例えば、「一般社団法人オンライン型ファクタリング協会」に加入しているファクタリング業者には、以下のような運営態勢の整備が義務付けられています。
第3章 業務
(法令遵守態勢)
第7条 協会員は、反社会的勢力を排除するために必要な態勢を整備しなければならない。
2 協会員は、ファクタリング取引業に関して適用される法令の規定を遵守して、そのファクタリング取引業の業務を適正に運営するために必要な態勢を整備しなければならない。
引用:OFAファクタリング自主ガイドライン_202303版(公開用).pdf | 一般社団法人オンライン型ファクタリング協会ガイドライン
悪徳業者を避けるために、こうした業界団体に加盟しているファクタリング業者を選ぶのも手でしょう。
もし「審査不要」「書類なし」などと言われたら、すぐに疑ったほうがよいでしょう。
- 公式サイトに審査プロセスが明示されているか
- 金融庁の「違法な金融業者に関する情報について」のリストに載っていないか
- 20%を超える業者は違法性や闇金リスクを疑う
少額すぎると審査落ちのリスクが大きい!実際の取引実績も確認しよう

極端に少額(1万円以下など)だと審査落ちのリスクが高まります。
AIファクタリングで少額を自動的に却下しているケースもあるからです。
ただし1万円以上なら通る業者も多く、実際にククモやビートレーディングが「1円~」「下限なし」と称している例もありますが、実際の実績を見ると3万円以上が現実的な下限になっているケースがあります。
ビートレーディングでは実際に下限3万円で買い取った実績があります。
ファクタリング業者 | 申請金額の下限 | 買取実績の最低金額 |
---|---|---|
ビートレーディング | 下限なし | 3万円 |
3万円~7億円まで買取実績があると公表されていますが、実際は3万円程度を最低ラインとしているという事例です。
つまり、広告や宣伝上は「下限なし」としていても、審査や実例ベースではある程度の下限が存在すると考えましょう。
必要書類の少ない業者を使わないと却って損失が生まれる可能性あり

書類の準備に時間がかかりすぎると、資金調達が間に合わず機会損失になる可能性があります。必要書類が少ない業者なら手続きがスピーディで、迅速に資金化できる点がメリットです。
なお、下記の3社は必要書類の少ないファクタリング業者です。
ファクタリング業者 | 必要書類 | 利用金額の下限 |
---|---|---|
ククモ(QuQuMo) | 請求書、通帳コピーの2点のみ | 1円 |
ビートレーディング | 請求書、通帳コピー、その他 | 下限なし |
日本中小企業金融サポート機構 | 請求書、通帳コピー(身分証不要) | 下限なし |
レアなケースを除き、通帳なし・請求書なしで利用できるファクタリング業者は存在しないので、最低通帳+請求書は準備しましょう。
書類点数が少ない業者を優先的に検討すれば、手続きが早く済み、機会損失を減らせるでしょう。
個人で利用する場合は法人宛て請求書で申請しないとほぼ却下される!

基本的に、ファクタリング会社は法人宛ての請求書を前提としています。
ファクタリング会社は、売掛先が法人であるほうが支払い能力や信頼性を評価しやすく、リスクが低いと判断します。一方、個人宛ての請求書は「いつ支払いが滞るかわからない」というリスクが大きく、審査落ちになる可能性が高いのです。
個人間の取引を扱える業者は極めて少なく、本文中で触れたようにペイトナーファクタリングが唯一個人間債権に対応しています。それ以外の業者は法人宛て請求書が基本です。
したがって、法人宛ての請求書を用意できる人は、法人宛ての請求書でファクタリングの申請をしたほうが良いです。
- 法人宛てならファクタリング会社からの信用度が高く、審査通過率が上がる
- 個人宛てだと支払い遅延や不払いのリスクが高く、審査通過が難しい
- 個人間の取引ならペイトナーファクタリング一択
即日振込ができる少額ファクタリングの選び方のコツ!入金の早い業者を選ぶ

少額ファクタリングを利用する場合、まずは入金の早い業者を選びましょう。
納期や支払期限が迫っているとき、銀行融資を待っている余裕はありません。
そこで最短時間を謳うファクタリング業者を優先的に検討するのがポイントです。
以下の4社は最短30分以内というスピード感を備えたファクタリング業者です。
ファクタリング業者 | 入金スピード | 必要書類数 |
---|---|---|
ペイトナーファクタリング | 最短10分 | 2点 |
ラボル | 最短30分 | 3点 |
ペイトゥデイ(PayToday) | 最短30分 | 4点 |
フリーナンス | 最短30分 | 3点 |
特にペイトナーは個人間債権対応も含めて重宝されており、フリーナンスやラボルは土日や深夜対応を売りにしています。
ペイトゥデイはAI審査で審査・入金を短縮するなど、それぞれに特色があります。
個人事業主は審査の緩い業者を選ぼう!但し100%通るファクタリングはない

審査の緩い業者=審査通過率が高い業者を選ぶのが近道です。
といっても100%保証している会社はなく、多くは90~98%あたりを公表しているところが目立ちます。
以下に上げる3社が審査の緩いファクタリング業者の代表例です。
ファクタリング業者 | 審査通過率 | 申請金額の下限 |
---|---|---|
ククモ(QuQuMo) | 98以上% | 1円 |
ペイトゥデイ | 98% | 下限なし |
ベストファクター | 92.25% | 下限なし |
ただし、審査の緩い業者を選ぶといっても、100%審査通過を謳う業者や審査を回避できるという広告をしている業者は、闇金の可能性が極めて高いため利用は絶対に避けてください。
- 多少の信用不安があっても、審査通過率の高い業者なら通る見込みがある
- 100%審査通過を謳う業者は、闇金の可能性が極めて高いので利用しない
手数料は10%を目安に選ぶ!少額ファクタリングはコストが高額になりがち

少額ファクタリングは手数料が高くなる傾向にあります。
なぜなら、請求額自体が低いため、業者の手間やリスクを考えると費用をある程度上乗せしないと採算が合わないからです。
手数料10%前後は一つの目安で、明らかに20%を超えるようなら高すぎると判断してよいでしょう。
実際の少額ファクタリングの利用実績では、ベストファクターの利用事例で、ウェブ制作(個人)で手数料10%(2社間ファクタリング)という例があります。
WEB制作(個人)
債権額 1,000,000円
引用元:ご利用事例一覧 | ベストファクター公式HP
調達方法 2社間ファクタリング
手数料 10%
- 手数料10%前後なら少額でも比較的妥当
- 20%をはるかに超える場合は闇金まがいの可能性大
- 手数料を確認せずに契約すると、実質利息が高すぎて手取りが少なくなるケースも
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